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2012/02/20

「ルイが行くなら俺は行かない」

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全然関係ない古い話で恐縮ですが

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3週間前に発売された(汗)こちらのNUSPORTにて、「2011年最も稼いだオランダ人アスリートベスト100」の発表があったらしいです。サイトに出てるのはベスト10までですが…
ななな~~んと!

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ダメだ見えん。ポチすると大きくなります。

1位はスナイデル、1,212万ユーロ!
そしてそして2位にファンボメル962万ユーロ!
ほぼ同額ですが3位はロッベン!960万ユーロ!

いやはやびっくり!クラブからの給料だけではなくて、プロモーション活動などによる収入も込みのようですが、ファンボメルがまさかそんなに稼いでるとは!
これもひとえにミランに移籍したおかげかも知れませんよね…。年齢を理由に給料を下げ続けるバイエルンではあり得なかったかも知れません(ネチネチ)。ありがたやありがたや(ー人ー)。もちろん、頂いた分だけの仕事はさせてもらってるつもりよ。

さて

ファンボメルファン必見!AQ保存版!PSV.tvにアプされた、ファンボメルのPSVでのアグレッシブゴール集(8rabbits様情報提供ありがとうございました~(^^))

後にPSVのキャプテンとなるアフェライのアシストでゴールを決めるシーンをラストに持って来るところにグッと来ますねぇ…。

こんな風にPSVの伝説の(?)キャプテンとして、今でもクラブとファンに愛されているファンボメル。キャリアの最後はここで、と固く約束をしているのはもはや周知の事実。問題はそれがいつになるのか、ということでしたが、最近、ファンボメルPSV復帰問題に少し動きがありました。

長いのでたたみます。

2月10日(金)
ブランズ・PSVディレクターが「ファンハールが我がクラブには最適だと思う」と発言(ED)。
現在の監督であるルッテンが今シーズン限りでPSVを退団すると明言してから、次期監督が誰になるのか、ということが懸念されていますが、最近アヤックスのディレクター就任話が白紙になってしまった、ファンハールの名前が飛び出しました。
もっとも、ワタシにとっては唐突でしたが、オランダではもっと前からそういう噂はあったみたいです。

と同時に、VI誌が。
12月の冬休みの最後に、ファンボメルはPSVと移籍交渉を行った。PSVは冬の獲得を希望したがこれはミラン側が拒否。
夏の移籍に向けて今後も話し合いを続けることで合意したのだが、その後ファンボメル側からの連絡がない。
ファンハールの監督就任の可能性が出たことと関係あるのではないか?と報告。

AD紙では「ファンボメルは夏の移籍に関して口頭で合意済み」という記事も出ました。
そしてここでもやはり「ファンハールの監督就任の可能性がファンボメル復帰の障害になっている」と書いてあるようです。

これらを受けて、各種オランダメディアでは「ファンボメルはファンハールの下ではプレーしない」「ファンボメルが(自分かファンハールか)PSVに圧力をかけている」等と見出しを付けて追従記事を出しています。

さらに、PSVサポの間では、ファンハールの監督就任に対して7割強が拒否反応を示している、という記事も出てました。

2月12日(日)

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エールディヴィジ・PSV対デ・フラーフスハップ戦。

ファンボメルの復帰を願い、かつ、ファンハールの監督就任を嫌気する、ゴール裏のPSVサポが、キックオフ直後にファンボメルの名前をチャントしたらしいです。
この試合、ワタシは後半からしか見なかったので(既に前半だけで4得点した安心感からか、内容はぐだぐだでした…(^_^;))、チャントがどんな感じだったのかはわかりませんが…。
ともあれ、ファンハールへのネガキャンがなかったようなので良かったです。いや、もちろんワタシとて、ファンハールの監督就任はカンベンですが、でもネガキャンとかそういうのはやっぱり嫌なものです。

2月13日(月)
ここでちょっとした問題が発生。

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ネットTV「040TV」(それは何?)にて、Van Raaijというじいさん、じゃないわ、PSVの元会長、か、なんか、とにかく元・偉い人が、ファンボメルに直接電話をかけて、次のような発言を引き出します(動画はこちら)。

ファンハールが監督に就任したら自分はPSVには行かないと)「ああ、ブランズにはそう言ったよ」
「最初アヤックスのディレクターになると言っておいて、その後PSVの監督になるのを約束するなんてあり得ないよ」
「とにかく、俺の考えでは、彼はPSVには向いてない

少し驚きました。
いや別に、「ファンハールとは、共に勝利した素晴らしい思い出が沢山ある」とか「もう一度彼とうまくやっていくことに問題ない」とかいうコメントを信じてたわけじゃありません。
しかし、ファンバステン以外で、かつての上司を名指しで拒否する発言をするのは、昔はわかりませんが最近は発言に気を使っている(と思う)ファンボメルにしては少し奇妙なことだと、違和感を覚えました。
更にそのことを移籍交渉の条件に持って来たという…。別にイカンわけではないでしょうが…。なんとも形容しがたい複雑な気持ちになりました。

そんなことをぶっちゃけてしまっていいものなのか、と思っていたところ。
実はこの会話が放送されていることはファンボメルには知らされなかった、ということが明らかになりました。
引っかけられたファンボメルは、世話になった元会長からのプライベートな電話だと思って話していたわけです。

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こんな形で本音を聞きたくなかったよ…。
それでも「彼はPSVに向いてないから」と、あくまでサッカー的な理由であるという言い訳にとどまり、ファンハールの悪口とか「とにかくアイツが嫌なんだ」とか言わなかった(多分)のは偉いなぁと思いましたけど。

2月14日(火)
バレンタインデーですよ。

この「引っかけ」の件に関して、ファンボメルの代理人ダルマメタボライオラが、構文が複雑でうまく訳せないのですが、とにかく、「我々は激怒している」とコメント。
「Van Raaijのやったことは常識に反している。あんなことはあり得ない。(話の内容を)記録なり放送なりするならば、事前に知らせるべきであろう」(telegraaf

と同時にPSVへの復帰について
「3月か4月にミランと話し合って決断する」「マルクは来シーズンはPSVでプレーする可能性がある。双方が興味を持っているからね。最近両者の間でコンタクトがないことについては言うことはない。オランダの天気について議論するために毎日連絡を取る必要はない」(telegraaf
記事が出たのは14日ですが、ライオラの発言は13日に出たものと思われます。

これを受けオランダでは今度はファンボメルとVan Raaijの関係が危なくなっているのか、ということに焦点が移ったようですが、すぐにVan Raaijが謝罪を表明(ED)。

「あんなことはするべきじゃなかった」
「最初そんなに重大なこととは思わなかったんだ。ワシはファンボメルが何か新しいことを言ったとは思ってない。彼がもはやファンハールの下では仕事をしたくないと思っているのは誰もが知ってることだからだ。でも、謝罪するよ。このこと(騒ぎ)はワシの望んだことではない」

そういう問題じゃないよじいさん(^_^;) までも、すぐにちゃんと形を取ったのは良いことです。

2月15日(水)
CL・アーセナル戦の当日ですよ。

もちろんファンボメルはVan Raaijの謝罪を受け入れ表明。
代理人ライオラ「謝罪を受け入れます。我々は通常通りことを進めます」(←?)
ブランズ・PSVディレクター「Van Raaijのしたことは適切ではなかったと思います。彼が謝罪したことは理解できます」(telegraaf

Van Raaijはファンボメルに電話でも謝罪したもよう。そりゃよかった。怒ってもう電話取らないんじゃないかと思ってたよアタシゃ。
「ワシらは楽しく会話したよ。謝罪する必要もないぐらいだった。しかし謝ったよ。ワシにとっては(この件は)コップの中の嵐だ」(AD

やれやれほっ。ともかく、大事な試合前にわだかまりが取れて良かったです。
とりあえずファンボメルとじいさんの問題はこれにて一件落着ですが、結局ファンハールは来るのか来ないのか、ファンボメルの復帰はどうなるのか、ということはまだ終わってないわけであります。
ブランズがファンからのリアクションについてコメントしたり、ファンハール以外にも候補を考えているような発言をしているようですが、面倒なので放置(こらっ)。

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アーセナルとの試合後、オランダとドイツのメディアにコメントしたファンボメルですが、試合の感想の他にも移籍問題について語ってました。

「PSVからコンタクトがあった。(復帰には)両方が興味を持っている。だけどまだ100%確実ではない。ルイ(ファンハール)が行くなら俺は行かない。だがそれは俺が決めることではない。PSVが決めなければならない。彼らは俺に戻って欲しいかどうか考えなければならない。(どうなるかは)誰にもけっしてわからない」
イタリアメディアには「PSVとミランが決めることだ」と「今の俺はミランで良くやることだけを考えている」という文章が追加されてます。

もう隠しだて出来ないのでズバリ言っちゃいましたね。ファンハールとはもう仕事をしたくない、と。

そして後日、ライオラがイタリアメディアに「ファンボメルの去就は昨年同様に5月末にミランと話し合って決める」と、3月か4月だったはずが後方修正した発言をしております。
まあ、そんなところでしょう。

どうなりますでしょうかねえ。
キャリアの最後は気持ちよくプレーして終わりたい、というのは理解できます。自分をバイエルン退団にまで追い詰めたトンデモ監督はやっぱりヤですよね。
そしてそれに注文付けられる立場にあるというのも改めて凄いな、と思いますが、まあ見てみようじゃないか、というところです。(結局いつものフレーズ)

何にせよ、ファンボメルを苦しめたり悲しませたりする奴は、誰であってもこのワタシが許さんぞ~!

[追記・タイトル変更について]
当初のタイトルは「ルイが来るなら俺は行かない」でしたが、見ようによっては、ルイ(ファンハール)が来るのをファンボメルが待ち構えてて、彼がこっちに来るなら自分はあっちには行かない、的なウエルカムな、文脈上全く逆の意味にも取れる、と思い直しました。
ファンハールとファンボメルが「行こうとしている」方向が同じであるということを考え、今回タイトルを訂正しました。この方が変ですかね?
ちなみにオランダメディアに出ていた文章を直訳すると「ルイが来るなら俺は来ない」と、今度は日本語として妙な感じになってしまいます。

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コメント

こんばんは。ファンボメルの騒動について、詳細読ませていただきました。ありがとうございます!
ファンラーイさんは、ファンボメルがPSVにいたときの会長で、在任中PSVが強かったこともあり、今でも黄門様のように人気があります。
今回のことは、周囲がやいやい騒いで、ファンボメルにいやな思いをさせてしまいました。申し訳ないです。「あとはPSVが決めること」と突き放されてしまいました^^; でも彼の一連の真っ直ぐで落ち着いた対応はさすがですね。
PSV.TVのゴール集は、私も見返してはニコニコしてます。あのどやポーズがたまりません^^)

投稿: 8rabbits | 2012/02/26 02:09

> 8rabbitsさん
いえいえー。こちらこそいつも情報ありがとうございます。いやはや(汗)オランダ語ワカリマセンなもので、あまり自信ないんですがこんな感じで合ってますかねー?(←確認とるな)
黄門様(爆笑)控えおろう!
なるほど、ファンラーイさんとお読みするのですねφ(..)。ボメとの電話の後に気の利いたアドバイスをしたらしいのですが、あの騒ぎのおかげでそんなんどうでもよくなっちゃった感じです(^_^;)
あちゃちゃ、突き放しちゃいましたか(汗)ファンとしてもやっぱりボメにはちょっと申し訳ない気持ちなんですかね。
それにしてもなんでブランズさんはここにきてファンハールなんでしょう(-_-)誰も幸せになれないのに…
こんなことでPSVとファンとボメの関係がこわれたり変わってしまったりしないといいけど、と心配しています。
素晴らしい動画ですよね!どや顔もいいですね。今はすっかり守備のヒトになってしまって、シュートは1試合に1~2本打つか打たないか、になってしまいました。ボメゴールが恋しいです。ゆうべの試合ももう少しだったのにheart03

投稿: コリアンダー | 2012/02/26 18:22

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