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2010/01/10

くさったリンゴの方程式

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※ファンボメルネタです。

ドバイキャンプも今日で終了だというので、いいかげんトップ画像を変更しなくては、と、描く用意はするのですが、どーーしてもこっちの話を済ませないことには心のつかえが取れないざんす・・・

記事を読めばそういう意味でないことは明白なので、わざわざ取り上げるつもりはなかったのですが、ネタ元の煽り見出しをそのまま使用した記事が日本語でも出てしまいました。

ファン・ボメル:「トーニがいなくなって良かった」

めんどくせぇなー、またかよ、というファンボメルの心の声が聞こえますよアタシには…。
ドイツではそんなに沢山の反響は出ていないのですが、それでもちらほらと、「ファンボメルがトーニを攻撃!」と書いてるところもあります。

我々ファンボメルファンは、ヤツがそんな、誰かチームメイトを指して「アイツがいない方が」と(少なくともマスコミに向けては)滅多に言う人じゃないことを信じているので、めんどうだからほかっておこうとも思いました。
でも自分だけが思っててもダメなのかも…。
日本語のニュースを頼りに情報収集してらっしゃる方も多いでしょうし、そういう方々から見たら、これでは、ファンボメルはキャプテンのくせに、(元)チームメイトのことをこんな風に言うなんてなんてヤツだ、と誤解されてしまう…。

サッカー上のことで、汚いプレーするからイヤだ、イエローばっかりでチームに迷惑かけやがって、とかいうのは(その通りなので(^_^;))全然気にしないのですが、こういう、ピッチ外の面で嫌われるのは悲しいんだぜ…。

というわけで検証です。
・・・・・・とはいうものの、結局元ネタになったBild記事のネット版しか手がかりはないのですが、もしかしたら本紙版ではもっとダイレクトに、ファンボメルがトーニを批判しているのかも知れません。
「くさったリンゴ」という言い回しがドイツ(orオランダ)ではどういう意味なのか、ということもわかりません。
その言葉だけで、もしかしたらトーニのことを連想させる意味を含んでいるのかも知れません。

ただ、後日ドイツのメディアに出ていた追従記事を見るかぎり、ネットにアップされている以上のことは読まれていない感じですので、ネットに出ていた分だけで十分ではないのかな、と思います。

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Goal.com(日本語版)「ファン・ボメル:「トーニがいなくなって良かった」」

「バイエルンの雰囲気は今、素晴らしいよ。誰もが相手をリスペクトしている。誰も平穏な時間を妨げたりはしない」

「良い雰囲気になった理由の一つは、ルカ・トーニの移籍だ。彼はバイエルンで大きなことをした。しかし、彼を手放すことは正しい判断だっただろう」

「彼のような選手がベンチにいることは、誰にとっても困難だった。このチームを維持することができれば、僕たちは成功を収めることができる」

(以下略)

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Bild「ファンボメル、ルカ・トーニが移籍してハッピー」(※その後「バイエルン主将ファンボメル、トーニの移籍について語る」に変更)

マルク・ファンボメル(32)はチームスピリットを呼び起こした。

キャプテンはドバイでトレーニングキャンプ中である:「俺たちの雰囲気はとてもいいよ。みんながお互いを理解し合っているんだ。俺たちの間にくさったリンゴはない。(Es ist kein fauler Apfel dazwischen.)」

ファンボメルにとってその理由の一つは、世界王者ルカ・トーニの移籍である!

オランダ人は言う「ルカはバイエルンに大きな功績をもたらした。だけど彼は、彼自身と俺たちにとって正しい選択をした。あのようなプロフェッショナルがベンチにいるのはやっかいなことだよ」

バイエルンはひっきりなしの世界王者による劇場にいらいらしていた。ファンハールとトーニとの間にはもはや何もなかった。このオランダ人(Der Holländer)は冷たく言った。「彼は規律を守らなかった」

(以下、ファンボメルによる後半戦への意気込みコメントで、トーニは関係ないので略)

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さて

見比べていただいたらわかりますが、バイエルンの雰囲気がいいのはトーニが移籍したからだ、と言っているのはBildであってファンボメルではありません。

「くさったリンゴはない」と言っていますが、問題は”dazwischen”かも知れません。
「~の間」的な意味らしいのですが、空間的にも時間的にも両方あるみたいです。
空間的な意味だったら「俺たちの間」になるのでしょうが、時間的な意味だったら「ここ最近の間」的な感じになってしまって、つまり「今はリンゴはないけど以前はあったのね?それってトーニのことだよね?」という風に解釈されてしまったんだろな~と思います。
ワタシは普通に、もののたとえで言っただけで、誰かを暗示しているとはちーとも思わなかったんですけど。
ただ、先にも言いましたように、「くさったリンゴ」という言葉自体に何か、トーニのことを思わせる意味を含んでるのかも知れません。その場合はちょっと話が変わりますね・・・(汗)

「彼のような選手がベンチにいることは、誰にとっても困難だった。」
たぶんこれはこういうことでOKだと思います。「トーニにとって難しかった」のではなく。ファンボメル自身も「やりにくいなー」と感じていたのでしょう。
だからトーニがいなくなったことで、やっかいごとが解決して良かった、という気持ちはあるのだろうと思いますので、この部分は、誤解だよ~、と言い切れない苦しさが・・・(汗)

「彼は規律を守らなかった」と冷たく言ったオランダ人とはファンハール監督であって、ファンボメルではありません。Bildによるリンク先はココ
ここを勘違いしてるメディアがあって、それでファンボメルがトーニを批判した、という風に書かれてしまっています。この点だけは声を大にして言いたい。誤解です~!

以上。

まあ、ファンボメルも、「トーニがいなくなったのは残念だけど…」と一言添えてくれたら、こんなややこしいことにならなかったわけですが。
移籍してくれてほっとしてる面は多少はあるんだろうと思います。そこは否定できません。

トーニとファンハールの関係を取り持つことが出来なかったファンボメルですが、これはワタシの勝手な思い込み120%ですが、おそらくキャプテンとして、何がしかの試みは行ったはずだと思っています。そんなに粉骨するほど一所懸命ではなかったかも知れませんが。
ただトーニがあまりに頑なであったのであろうと。ファンボメル自身の、監督に対する絶対的な信頼と尊敬もあり、どうしようもなかったのではないかと、そんな風に想像しています。
まあ、わかんないけど。
ただ、少なくとも、ファンボメルが「ルカがいなくなってせいせいしちゃったぜへっへへへ」と思っていないことだけは断言できますよ。

もしどこかに、もっと詳しく、やっぱりファンボメルはトーニがいなくなって良かった、くさったリンゴはアイツのことだとズバリ言っちゃってますぜ、という記事がありましたら&いつものように、そこはドイツ語的に誤訳ですぜ、という箇所がありましたら、ヨロシクご指摘ください。

やーれやれ。アイツのために言い訳するのにすっかり時間とスペースを取られちゃいましたよ。

おかげで、またBildにアップされていた、ファンボメル&ロッベンインタビュー記事について書くヒマなくなっちゃったい。
ファンハールモエ~とかシーズンへの意気込みとか語ってますが、楽しげな内容で、二人の仲良しな雰囲気もにじみ出ていて胸キュンなのです♪(独り言)

しかも動画付き!
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ロッベンを見つめるこの楽しそうな顔のカワイイことheart04 (独り言)

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コメント

よくもまぁぎょっとするようなタイトルつけてくれますよね、ゴルコムは。
タイトルだけでスルーされたらファンボメルとんでもねー!と思われるかもですけど、
中身読めば「いなくなってよかった」なんてそんな直接的なこと言ってないのも、
悪意あるニュアンスじゃないのもわかりますから。
あんましココロを痛めないでね(励)

ゴルコムの日本語訳担当さんって、けっこう自分の好き嫌いで載せる記事決めてると思うんですよ。
そして願望混ぜてる!
うちのキャプテンなんかあいつら?あいつ?わかんないけど、
年に10度は移籍させられてるしね。
最近じゃタイトル末尾に?もつけないでやんの。
タイトル差し替えるだけビルドのがマトモですね・・

投稿: 筍母 | 2010/01/10 23:12

> 筍母さん
励ましありがとうございます(感涙)
ドイツのニュースだけだったらほっとくところだったのですが、日本語に出ちゃいましたからね…。
いつまでも「注目記事」一覧や「ドイツ」でのトップにデカデカ出てるので気になっちゃって…。
そうでなくても嫌われやすいキャラなのに、あおらんで欲しいですトホホ。
たしかにセスクの移籍話はいっぱい出てますよね~(^□^;)あそこに出てる移籍情報は話3割であまり信用してないです~
ゴルコムの日本語担当はファンボメルイヤン派なのではないか、と思います。去年も「キャプテンマーク剥奪」とか「キャプテンの資格はないと誰それが言った」とか、うんざりさせられましたし(-_-;)
それでもマトモなニュースをマトモな訳で載せてることも多いので、余計に見極めがむずかしいです。「○○によれば」というニュースソースのcheckは欠かせません(^_^;)

投稿: コリアンダー | 2010/01/11 08:31

こんにちは。新年のご挨拶以来ですね。三が日をそろ~っと過ごして、そのあと外の仕事やら何やらで、なかなかコメントに伺えませんでした。(←前置きが長い)
「リンゴ発言」(?)検証ありがとうございます。記事はずっと見ていましたが、Bildだけなら「ま~たボメいじってる~」で済んだのに、日本語メディアにドンと出ていたので「何だこれは」と思っていました。ちなみに私が見ている携帯サイトでは、Bildの差し替え?後の見出しみたいな感じで出ていて、「今回の移籍は、お互い(ルカさんとバイエルン)にとってよかった」と書いてあり、ルカさんがバイエルンに貢献してくれた事にも触れていました。
これは想像ですが、ボメがバルサからバイエルンに来た時も、自分自身が当時のバルサの監督の構想に入っていなかった為に、出場機会を求めて移籍を決断した、という経験から、ルカさんの気持ちも理解しようとしていたのでは、と思います。ルカさんにも、ファン・ハール監督にも理解を示そうとしていた、と言ったら超エコヒイキ(計測不能%)でしょうか・・・?
ところでもう今週からBL再開ですね。何か欧州はすごい寒波の様で、コンディションが気になるところです。選手の皆さん、身体に気をつけて、いい後期スタートをしてほしいですねsoccerでは又伺います。

投稿: 梢 | 2010/01/12 14:18

> 梢さん
そろ~っといらっさいませ(笑)。
そうそう、「何だこれは」ですよね、まさしく。こんな時だけ日本版で取り上げなくてもトホホ。
でも携帯版ではふつーの感じだったんですね。良かったです~
ドイツではすっかりリンゴ=トーニで定着してしまったようですので、やっぱり何かそういうニュアンスを含んだ発言だったのかも知れません…。
でもでもぉ~!トーニがいなくなったからとか、批判めいたことは言ってないですよねぇ。ぷんすか
おぉおお!(゜∀゜)もはや計測不能ボメ愛∞の目からウロコ級のエコヒイキコメントありがとうございます!
そうでしたね、バルサでの経験があったからこそ、トーニの気持ちもわかりやすかったのかも知れません。バルサからわずか1年で移籍したボメの決断は早かったですよね(クレバーだわ~)。そうだ、そう思うことにしましょう。惚れてまうやろ~!!!heart04
熱いドバイから大寒波のドイツへ…。気温差で風邪引くんじゃないかと心配ですが、今日の親善試合含めて、コンディションを慣らしていって欲しいですね。緒戦が大事ですね!ホッフェンハイム戦で気持ちよく勝って、はずみをつけて欲しいものです。みんながむばれ~!

投稿: コリアンダー | 2010/01/12 19:58

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