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2009/09/19

モナムール、ダニエル (その2)

何が「その2」かと言うと、2年前、ファンブイテンにサインをもらったのをきっかけにすっかりメロメロになったという話を書いた時に、同じタイトルを使用したからであります。

ドルトムント戦→CL、と、すっかり盛り上がってしまい、ダニエル愛を叫びた~い!と思いつつももたついている間に、トーニがⅡ部の試合で復帰したのにノーゴールで負けかい!とか、お楽しみ!オクトーバーフェストが始まるよー、とか、ブンデスも6節が始まったり、ステキなダニエルウィークはとっくに終わったというのに、すっかり今さらネタになってしまい、なんとも恐縮です(汗)
バイエルンの試合は今晩なのでお許しあれ(汗)

さて

Dsc05571
↑敬愛するカーン様が余計なことを言いよるもんだから

うっかりこちらを買ってしまったよ、という話を去年しました
リルケ詩集 (新潮文庫)
この中で気に入った詩はいくつかあったのですが、その中の↓こちらが、ファンブイテンぽいな、と勝手に思って感銘を受けたのであります。

旗手
Der Fahnenträger
                                 Rainer Maria Rilke

ほかの者たちはなんにでも粗っぽく
関心もなく触れている 鉄や 武具や 鞣革(なめしがわ)に。
時おりやわらかい羽毛(はね)の手ざわりにうっとりすることはあっても
みんなはそれぞれ孤りぽっちで なんの愛情もないのだ
けれども彼は背負っている ―まるでひとりの女を背負っているように―
華やかに着飾った旗を。
その旗の重たい絹地が すぐ彼の背後(うしろ)から靡(なび)いて
しばしばそれは彼の両手の上に吹き流れる

彼ひとりに 眼をつぶると
微笑が見えるのだ 彼は旗を手放してはならない―

そして甲冑を着た騎者たちが押しよせて
手をのばし 格闘して 旗を捕らえようとするとき―

そのとき彼には許されるのだ 旗を竿からはずすことが
まるでその処女を奪いでもするかのように―
それから彼は軍衣のしたにそれをしまいこむ

するとほかの者たちには思われるのだ それが勇敢なことだと 名誉だと

                                   訳:富士川英郎

で、描いてみた
 
090918_der_fahnentraegerj_2
(なんでホームユニではないかというと、ワタシの趣味に他ならない)

<以下、愚にもつかないダニエル愛を自己満足的にぶちぶちつぶやいてるだけで、なんの役にも立ちませんのでたたみます。>

08/09シーズンは控えだったファンブイテンであります。スタメンの約束を試合直前にひっくり返されるという屈辱も経験しました。
そんな扱いにいらだち、不満を表すことはたびたびあり、移籍話も出たりしましたが、それでもけしてファンブイテンのバイエルン愛は揺らぐことなく、一貫して「子供の頃からFCバイエルンは憧れだったんだ。僕はFCバイエルンを愛しているんだ。ここは僕のクラブだ。」と公言していました。
戦に直接関与していない旗持ちだって「勇敢」で「名誉」な職なのだ、その厚い胸板の奥にバイエルン愛がある限り、アナタは大切な戦士なのだ、くさるなよダニエル、と少々の無理を感じつつも、この詩を見るたびに思っていたのであります。

しかしいよいよ今シーズン、ファンハール監督が就任し、信頼を得て、DF陣のリーダーとして最終ラインを統率する役目をおおせつかったのであります。
世界最高峰のCBと言われるルシオが退団してしまった後、(デミケリスの長期離脱という事情はあるものの)昨シーズンベンチウォーマーだったファンブイテンを守備の中心に据える起用には驚き、ちょっぴり不安になってしまいました(ゴメン)。
しかし、それは監督の気も迷いでもエコヒイキでもないんだということを、ファンブイテンは自ら証明して見せています。
シーズン序盤はチーム全体が不安定だったもののファンブイテン自身はコンスタントにそつのない仕事をこなし、ついに前節ドルトムント戦ではMoM級の働き。さらにその次のCLでも貴重な先制ゴールをあげ、チームも無失点で勝利することができました(ブットのおかげだけどね…)

ファンブイテン大活躍!ワタシにとってはステキなダニエルウィークだったのです(^∀^)

もちろんこれが頂点だとは思いません。そうであってはならない。
まだまだバイエルンも、ファンブイテンも、昨年負った大きい深い傷跡からゆっくり立ち直りかけている最中なんだと思っています。ほんのちょっとした誤りで、またすぐかさぶたがはがれてしまい、膿んだ生傷がさらされてしまう危険と隣り合わせの状態なのです。
だけど。
ファンブイテンにとって、キャリアで最高、とは言いませんが、少なくとも、バイエルンにやってきて以来最高のパフォーマンスを見せることができた一週間だったのではないでしょうか。

ワタシが今までダニエルモエ~、とか言っていたのは、見た目が美しいから、真摯な姿勢で自分の仕事をこなす意識の高さ、いつでもブレないチーム愛や家族愛に感動させられるから、でした。サッカー的な側面はおそらく二の次であったかと…。
しかし!
今ここに来て、改めて、チームの壁、ディフェンスの要、純粋に、いちサッカー選手として、ファンブイテンに惚れ直しちゃったのであります("▽")ポッ

090915_7

なので、これで終わらせてはいけない!これからももっともっと試合に出て、クレバーかつ熱いディフェンスで活躍して、FCバイエルンの不動の壁として、なくてはならない存在になって欲しいのだ!そして願わくば契約延長…と熱い野望を胸に秘めつつ、応援させてもらいたいと、これまでより強く願う今日この頃なのでありました。
ちょっと前までは、ファンブイテンの契約を延長する理由はないよねトホホ(泣)、と思っておりましたが、この活躍でなんか欲が出てきちゃいましたよ(^^ゞ
まあ、それは難しいかも知れませんが、少なくとも、これだけクラブのために尽くしてくれるこの人をもう二度と裏切らないでおくれ、と監督他首脳陣には切望せずにはおられません。同じこと何回も言ってますが、不安が取り除かれるまでは何回でも言うんじゃい。

ところで

前節大活躍し、みごとkickerのベストイレブンにも輝いたファンブイテンですが、これとは別に、「フェアプレーヤー賞」的なものもゲットしたようです。こちら
と言っても、泣いてる相手選手をなぐさめたとかいう紳士的行為に対してではなく、試合中何十回ファウルをしたけどすべてクリーンなものだった、とか、なんでも、ブンデス5試合225分間出場して、未だカードなしとは(ポジション的にも)こりゃすごい!という、データ的な面が評価されたものらしいです。
なんにしたって、こんな華やかな評価を得ること自体がうれしいことなのでありますよ~(^∀^)

090916_fcbtv モエ…

すっかり注目の的?今晩のニュルンベルク戦に向けて記者会見にも登場。なんとも言いがたいジャケット着用であります。

CLマッカビ戦の後、tzに、ファンブイテンに関する記事があがってました。
これまでの「守備が悪い」という批判は正当なものじゃなかった、マッカビ戦で無失点だったのは良かったね、とか、監督の話、ブットによるファンブイテン評も少し。
そして最後にこんなコメントを。
自身の契約が今シーズン限りで切れることに関して・・・

「僕はバイエルンでとてもいい感じなのです。FCバイエルンは僕のクラブです。いつでも話し合いをする準備はできていますよ」と、彼は(交渉の)準備が出来ていることを示した。
「それに、誰にもわからないよね」ディフェンダーは笑って続けた。「もしかしたらフランクと僕が同時に、バイエルンとの契約を延長するかどうかなんて…」

ど、ドキドキする!!

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